【炭と薪の違い】キャンプで使い分けるための基礎知識|最短10分の火おこし術も解説

ポートフォリオ記事
この記事は約5分で読めます。
  • キャンプでは炭と薪、どちらが必要?
  • 初めてでも火おこしができるか不安……
  • 用途に合わせて炭と薪を使いこなしたい!

炭と薪はどちらもアウトドア用の燃料ですが、特性や用途が大きく異なります。快適なキャンプには、炭と薪の特性を理解した使い分けが欠かせません。

この記事では、炭と薪の違いと使い分け、火おこしの方法を解説します。この記事を読めば、炭と薪の特性を活かして、キャンプの醍醐味である火を存分に楽しめます。

火力が長時間安定する炭は、調理に最適です。火付きの良い黒炭を使えば、短時間で火おこしができます。

炎が大きく上がる薪は、たき火にうってつけです。針葉樹と広葉樹を併用すれば、安定した炎をゆっくり堪能できます。

炭と薪の違いと使い分け

快適にキャンプを楽しむには、炭と薪の使い分けが不可欠です。炭と薪は加工の違いによって、特性や用途が異なります。

炭は木を蒸し焼きにして炭化させた燃料です。火力が長時間安定するため、バーベキューなどの調理に適しています。薪は木を切り出して乾燥させた燃料です。炎が大きく上がるため、たき火に向いています。

炭と薪の違いを踏まえ、用途に合わせて燃料を選びましょう。

調理には黒炭を使用する

調理には、初心者でも扱いやすい黒炭がおすすめです。黒炭は火付きが良いため、オガ炭や白炭より短時間で火おこしが可能です。

炭は火力が長時間安定するだけでなく、調理に適した以下のメリットもあります。

  • 炭の量で火力を調整できる
  • 炎が上がらないため、食材が焦げにくい
  • 遠赤外線効果で、食材の芯まで火が通る

炭は種類によって、火付きと火持ちの特性が異なります。

項目黒炭オガ炭白炭
火付き良い悪い悪い
火持ち悪い良い良い
価格安い安い高い

黒炭は、ホームセンターで木炭として売られている商品です。

3時間のBBQで黒炭を使う場合、予備含め一人当たり1kgが目安です。天候や食材量で消費ペースが変わるため、余裕を持って準備しましょう。

オガ炭と白炭は火持ちが良い反面、火付きが悪いです。火付きの良い黒炭を選べば、スムーズに調理を始められます

たき火には2種類の薪を併用する

たき火には、針葉樹と広葉樹の薪を併用しましょう。火付きの良い針葉樹と、火持ちの良い広葉樹を組み合わせれば、それぞれの長所を活かせます。

薪は炎が大きく上がるため、たき火に適した以下のメリットがあります。

  • テント周辺を明るくできる
  • 寒い季節に暖を取れる
  • 炎の揺らぎや音に癒やされる

針葉樹と広葉樹の薪は、火付きと火持ちの特性が対照的です。

項目針葉樹
スギ、マツなど
広葉樹
ナラ、カシなど
火付き良い悪い
火持ち悪い良い
価格安い高い

薪の種類は、パッケージの原材料名で確認できます。

《針葉樹の薪》

《広葉樹の薪》

3時間のたき火には、針葉樹3kgと広葉樹7kgの薪が目安です。冬のキャンプで一晩過ごすには、針葉樹8kgと広葉樹18kgを準備しましょう。

針葉樹は油分が多いため、勢い良く燃えます。広葉樹は密度が高いため、火持ちが良いです。火おこしに針葉樹、炎の維持に広葉樹を併用すれば、たき火を長く楽しめます

炭と薪の火おこし方法

炭と薪の火おこしには、共通のコツが3つあります。着火剤で火種を作り、上昇気流の力で火を広げる工程は同じです。

  • 固形タイプの着火剤を使う
  • 着火剤の周りに炭や薪を井の字型に組む
  • 炭や薪全体に火が回るまで待つ

固形タイプの着火剤は長く燃えるため、安定した火種を作れます。

炭や薪を井の字型に高く組めば、上昇気流の力で効率良く火が回ります。炭や薪に火が回るまでは、組んだ山をあおいだり、崩したりしないでください。上昇気流が乱れて、着火剤の熱が逃げてしまいます。

炭と薪の火おこしは、共通する3つのコツを押さえれば、最短10分で完了します。

炭は火が回るまで焦らず待つ

炭の火おこしでは、組んだ山全体に火が回るまで待ちましょう。炭は薪より火付きが悪いため、火が回るのに時間がかかります

炭の火おこし手順は以下の通りです。

  1. 着火剤の周りに炭を6段積む
  2. 着火剤に点火する
  3. 炭全体に火が回るまで待つ
  4. 炭を崩して広げる
  5. 炭を追加して火力を調整する

炭の表面が白っぽくなれば、火が回ったと判断できます。炭の火おこしは、山全体に火が回るまで焦らず待つだけで成功します。

薪は針葉樹から広葉樹へ火を移す

薪の火おこしでは、指2本分ほどの細い針葉樹から、太い広葉樹へ段階的に火を移します。初めから火付きの悪い広葉樹を使っても、芯まで熱が伝わらずに火が消えてしまいます。

最初に組む薪には、火おこし用に細く加工された針葉樹がおすすめです。

細い針葉樹がなければ、ナイフなどで薪を割りましょう。針葉樹は柔らかいため、初心者でも簡単に割れます。

薪の火おこし手順は以下の通りです。

  1. 着火剤の周りに細い針葉樹を8段積む
  2. 着火剤に点火する
  3. 細い針葉樹全体に火が回るまで待つ
  4. 太い針葉樹、広葉樹の順に薪を追加する

細い針葉樹は火付きが良いため、数分で火が回ります。針葉樹から広葉樹へ火を移していけば、火持ちの良いたき火が完成します。

炭は調理、薪はたき火に最適|違いを活かして火を満喫!

炭と薪は特性が異なるため、用途に合わせて使い分けましょう。

《調理には黒炭を使用する》
調理には、火力が長時間安定する炭が適しています。黒炭は火付きが良いため、短時間で火おこしが可能です。

《たき火には針葉樹と広葉樹を併用する》
たき火には、炎が大きく上がる薪が向いています。針葉樹と広葉樹の薪を併用すれば、たき火を長く楽しめます。

着火剤と上昇気流を使って、最短10分で火おこしを成功させましょう。炭と薪を使いこなせば、キャンプの醍醐味である火を満喫できます。

コメント